【実録】ITP・特発性血小板減少性紫斑病 転院時の検査データーと自覚症状/患者の心

ITP転院時データーと症状+心

前回の記事では、

特発性血小板減少性紫斑病の 確定時の 実際のデーター
フォン・ヴィレブランド病ってどんな病気?
EDTA依存性 ( 偽性 ) 血小板減少性紫斑病って、ITP とどう違うの?
など

特発性血小板減少性紫斑病と一緒に判明した、さまざまな病気の内容を書いていきました。

よろしければ、前回の記事、
【実録】腕がまっ青!特発性血小板減少性紫斑病(ITP)のはじまり/HTLV-1も発覚
こちらもご覧ください。

今回は その後のお話です。

この記事でわかること
  • ITP・特発性血小板減少性紫斑病の血液検査データー( 転院時 )と、そこからわかること
  • ITP・特発性血小板減少性紫斑病の自覚症状( 転院時 )
  • そのときの心の状態( 患者としての思い )
あつこ

このブログでは、医療の知識もあわせて詳しく書いていきます

目次

ITP・特発性血小板減少性紫斑病の血液データー(転院時)とそこからわかること

ITP ( 特発性血小板減少性紫斑病 ) の診断から、お世話になっていた先生が、
病院を退任するということで、次の病院を 紹介されたのです。

とても気さくで やさしい先生だったので、残念でしたが
しかたないですね 。。


紹介された病院は、家から1時間以上かかるところにありましたので、
正直、通院が 大変になりました。

今までが 特別だったのですよね。


新しい病院の血液内科に かかるようになって、おどろいたことは、

紹介された先生が、その道で 名の知れた先生だったらしく
まあ〜患者さんの、多いこと!多いこと!!


以前の( 最初の )病院は、受診の時間帯の関係なのか、
血液内科の患者さんが、あまりいなかったのですよ。

のんびりな診察に、
こんなものなんだな〜 なんて、疑問すら もたなかったのですが 。。


「こんなに 血液の病気の人って いるんだ 。。」
と、自分もそのひとりなのですが、おどろきましたね〜


血液内科がある病院は 少ないので、
患者さんが、ひとつの病院に集まってしまう、
ということも、なかにはあるでしょうが、本当におどろきました。


私はこの日から、長いなが〜い診察待ちをするすることになったのです。



《 検査データー 》

新しい病院を受診したときに、あらためて血液検査をしましたので、
その検査データーと、その値からわかることを書いていきます。

WBC ( 白血球 ) … 36 102/μl
RBC ( 赤血球 ) … 444 104
Hb ( ヘモグロビン ) … 13.3 g/dl
Ht ( ヘマトクリット ) … 39.1 %

MCV ( 平均赤血球容積 ) … 88.1
MCH ( 平均赤血球血素量 ) … 30.0
MCHC ( 平均赤血球血素濃度 ) … 34.0

Plt ( 血小板 ) … 4.4 104/μl

PT(s) ( プロトロンビン時間 … 正常10.5〜13.5秒 ) 10.7
PT(%) ( プロトロンビン% … 正常70〜130% ) 103.8
APTT ( 活性化部分トロンボプラスチン時間 … 正常25〜36秒 ) 68.6 秒

血球数は、血小板以外は、異常があまりみられませんでした。


血小板は、正常値が、14〜34 万 なので
4.4 万 は、やはり少ないです。


PT や APTT は、血液凝固因子の状態や、
出血傾向を 総合的に判断するために 測定されるものなのですよ。

APTT が、正常値が 25〜36 秒なのに対して、
68.6 秒 なのです、延長している状態です。


APTTが延長される要因の中に、von Willebrand 病 も含まれているので、
私の場合、これも 関係しているのかもしれません。

ITP・特発性血小板減少性紫斑病の自覚症状(転院時)

ちょっとぶつけただけでも、大きく内出血 するようになっていました。

部位は、腕 ( 上腕が主 )と、足 ( 太もも ) が多かったです。

なかには、ぶつけた覚えがなくても、内出血していることも、ありましたね。


人から「 内出血しているよ。大丈夫?」っていわれて、
はじめて気づく、ということもありました。


それと、このころから、鼻をかむと出血することが、たびたびありましたので
やさし〜く 鼻をかんでいましたね。


いちばん困ったのが、出血すると、なかなか止まらないことでした。

ちょっと切っただけでも、1日中、じんわりじんわり〜 出血していましたので、
絆創膏を常に、いっぱい持ち歩いていましたよ。

そのときの心の状態( 患者としての思い )

もちろんこのときも、看護師として働いていましたので、
今まで以上に、自分に気を使いはじめてました。

患者さんを 観る前に『 自分 』がありましたからね。


この頃はまだ、

自分を自分で観れる看護師って〜 便利だわ〜

なんて、のんきなことを言っていたものです。


この病気のことは、同期の友達には 話していましたが、
職場の同僚には、伝えていませんでしたね。

今おもうと、どうして伝えなかったのだろう?
と、自分のことながら、思い出せないでいるのですよね??


病気がわかったとき、
ひとつだけではなくて、複数の病気が判明しましたからね。

そのときのショックは、自分がおもっていた以上に、ダメージがつよくて、
絶望感のなかに、しばらく 沈んでいた時期もありましたからね 。。


そんな状態で、普段の生活や、仕事は、あたりまえのように目の前にあったので、
それをこなしていく日常に、精一杯だったのかもしれないです。


また、ひとに弱みをみせたり、頼るのが、ヘタで 苦手ですので、
ガマンしちゃっていたのかもしれません。

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